学生・研修医の方へ

先輩の声

Voice 01
助教 石井 晶 2019年 入局

早いもので入局5年目、医師7年目となりました。もともと他大学の文科系学部に所属していましたが、ご縁があって東海大学医学部を卒業しリウマチ内科医として日々過ごしています。リウマチ内科を志した理由としては障害される臓器の範囲が広くgeneralistとしての一面と、ステロイドを含めた免疫療法を扱うspecialistとしてのバランスが良い点で、関節穿刺や筋生検などの手技もあれば病態を深く掘り下げねばならない頭脳プレイを要求される点も魅力と考えます。当医局は決して大所帯ではないですが、逆に言えば上級医・下級医との距離感も近く相談しやすい環境のため、複雑な病態や問題症例に関しても安心して対応することができます。実のところ膠原病疾患は急変対応もそれなりに多く、免疫抑制薬という特殊な薬剤を扱う点で他科の先生からご相談を受けることもしばしばあり、患者さんをはじめ他科医師・看護師さん・コメディカルさんからも頼られる存在となれるようになりたいと日々研鑽を積んでおります。分野としてはまだまだ成長著しい領域で、関節リウマチを代表に新薬が次々に発表されるため飽きがこないと言いましょうか、既存の治療で寛解に至らない患者さんを助けられる可能性を秘めています。リウマチ内科を志望される若い先生方のフレッシュな思考と強い情熱を心待ちにしておりますので、是非当科医局の扉を叩いていただければ幸いです。

Voice 02
助教 太田 裕一朗 2023年 入局

これまでのご経験を教えてください。

2011年に慶應義塾大学を卒業した後、2014年からは慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科で研鑽を積み、2023年4月にご縁をいただいて東海大学に赴任しました。

リウマチ内科の魅力とは?

臨床免疫学を主軸とした視点から内科の王道である診断学を実践できること、そして免疫治療のスペシャリストとして難病である自己免疫疾患の治療を行うことができることだと思っています。同じ主訴でも様々な疾患の診断に至ったり、同じ疾患でも患者さん毎に全く症状が異なったりするため、何年臨床をやっていても飽きることがありません。

東海大学のリウマチ内科の印象は?

少人数の医局ではありますが、いつでも誰にでも相談しやすい風通しの良い医局だと感じています。赴任するまでは全く新しい職場なので不安もありましたが、初日に医局の皆さんに温かく迎えていただいて、すぐに打ち解けることができました。
臨床面では外来・病棟診療ともに非常に豊富な症例を経験できます。神奈川県の南西部の膠原病診療を担っており、初発の膠原病症例も多いです。膠原病治療の最前線を経験できます。

指導体制はどうでしょうか?

毎日指導医として若手の先生たちと病棟回診を行っており、丁寧な指導を心がけています。週1回の教授回診や病棟カンファレンスでは教授や講師の先生も含めて全入院症例の治療方針をディスカッションしたり、自分の外来患者さんについて相談したい場合も気軽に話し合うことができる体制になっています。休日当番の際に不安なことがあれば、医局員全体の連絡網で速やかに相談できるバックアップ体制もあります。若手の先生がのびのびと経験を積めるよう、努力しています。

ライフワークバランスはいかがですか?

膠原病診療の特性上、重症症例がいる場合には大変なことも多いですが、病棟が落ち着いているときには早めに帰宅して家族と団欒を取っています。週末は交代勤務としており、旅行にも行くことが出来ています。私も含め育児中の医師が多いですが、上記のとおりバックアップ体制をしっかりと敷いているため、突然の子供の発熱での休暇も取りやすいのはとてもありがたいです。女性が多い医局でもあり、育児しながらの時短勤務で外来や病棟の診療を頑張られている先生もいます。少人数であるが故に、お互い様の精神でサポートし合えるのはとても良い環境だと思います。

入局希望者に向けてメッセージをお願いします。

もしクリクラや初期研修で興味を持った若手の先生は、当科に向いていると思います。膠原病診療というのは万人に受けの良いメジャーな領域ではありませんが、当科の医師の診療への取り組みやディスカッションなどを見て面白いと思ったならば、当科に適性がある証拠です。入局していただいたら、一人前のリウマチ内科医になれるよう当科医師が全力でサポートします。また、指導医レベルの先生も大募集中です!2023年4月からの短期間であっても、非常に濃厚な臨床経験・指導経験を積めておりエキサイティングな毎日です。皆様と一緒に働けるのを楽しみにしております。

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